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水田の魅力

当たり前にあるものが、
当たり前に無い時代があった。


近所のおじさんに聞いた。

戦後はコメが不足したらしい。


おじさんが子供時代には、

良くあった話だと聞いた。


広島の街から海産物をもって

土間で土下座して、

お米を分けてもらえませんか?

と、来ていたとのこと。


76才のおじさんなので、
それほど昔の話ではない。


6年前から
農業を始めたが、
皆が口々に、
「お米じゃやって行けん…」
と、言っていた。


なんで米が主食の日本で、
米を作っている農家が
やってゆけないのか
理解できなかった。


実際に農業を始めて
やっと体感した。


製造原価すら知らず、
農協は、出来たお米を、
製造原価以下の値段で買い取る

人件費どころか、
機械代も出ない。

機械は農協でローンを組むので
機械代を返済するために、
お米を作るという
冗談の様な本当の話


広島の様な谷間にある水田は、
1枚の水田面積が狭いので、
効率が悪い。


兼業農家が居なければ、
農地は守られなかった。

本業の合間で
休みたいだろうに、
休み返上で農地を維持してきた

農地を維持してきてくれた
おかげで、今の状態にある。



水田には、多くの機能がある。

・洪水防止機能
(一時的なダム機能)
・水資源のかん養
(ゆっくりと地下や川に
 水が浸みこむ)
・気候の緩和
(水の蒸発による天然クーラー)
・生物が生活する場所の提供
・水質の浄化
など。(農水省HP参照)


貨幣評価をすると、
年間8兆円以上になるという


つまり、
水田があるというだけで、
それだけの価値がある。

100年後も当たり前の様に
あり続けないといけない。


勘定科目に乗らないので、
一概に儲からない、儲かったと
なりにくい世界


経済だけじゃない事が
水田の面白い所であり、
やりがいでもあるだろうと
感じている。


(もちろん、

収穫量は確保しての話です)


この辺りが、
企業が理解しがたい所で、
参入しにくい所であろうと
思う。

企業なんて、
いつか無くなるので
地域で地域の農地を
守ってゆくという事が
大事と思う。


いつまで農業法人という組織に
居るのかは
自分次第だが、
この魅力に取りつかれると
辞め辛くなるというのが本音

見たことない虫を発見すると、
結構楽しかったりする。


コオイムシ

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プロフィール

石井 裕二

Author:石井 裕二
農薬・化学肥料を使う農業と
農薬・化学肥料を使わない農業をする
ハイブリッドな考える農家

良い野菜を作るために、
やれることはする。

良い野菜とは、
「美味しい事」
「姿がきれいで新鮮な事」
「安全な事」
「適価な事」
「豊富な栄養素がある事」
(BLOF理論栽培の目指す野菜)

現在、BLOF理論栽培を勉強しつつ、
農事組合法人「戸山の郷 中王」
に勤務する。


・1977年生まれ。広島市在住。
岐阜教育大学付属高校を卒業。

・1996年に陸上自衛隊入隊。
人を助ける仕事をしたいために、
衛生小隊に勤務。

・2008年 
国際緊急援助隊の準備部隊となり、
人を殺す、殺されるという
想定の訓練をする中で、
家庭を持ち、海外に行くことに
拒否感を持つようになる。

・2009年うつ病発症。
1年間休職することとなる。

・2010年、
14年間務めた陸上自衛隊を退職

・2011年、
農事組合法人「戸山の郷 中王」に勤務

いらっしゃいませ

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